日毎に敵と懶惰に戦う

酒と食い物と美術と旅と横浜…などの記録。Twitterやってます @zaikabou

ジャック&ベティで『スケッチ・オブ・ミャーク』を見る

土曜日、家で家事に精を出し、日記を書くなど。テレビでは政見放送共産党のそれは、市民の皆さんと志位書記局長の対話形式のがっつり台本どおりですという内容で、いや台本どおりなのはぜんぜん構わないんだけれど、各小選挙区の候補者紹介は最後に文字で一覧がサラッと流れるだけで、なんというか、共産党だなあ、という。
それにしても、衆議院選挙小選挙区制においては、小選挙区立候補者の政見放送は政党に所属していてはじめて、政党単位で放送される、ということを知らない人も多いのではないだろうか。だから、無所属で泡沫候補が立候補しても、政見放送を流すことはできないのですよ。ちなみに政党要件を満たしていない幸福実現党の候補も、小選挙区政見放送は流せないのですね。それで高い供託金は政党からの立候補者と変わらないのだから、泡沫候補が立候補する価値が激減だよね。それでもがんばって立候補している人もちらほらいるけれども。もう、三井理峯先生のような勇姿は、都知事選挙とか、参議院議員選挙で見るしか無くなりました。
三井理峯先生まとめ - 日毎に敵と懶惰に戦う
自費出版、『我は平民』の一部分を読ませていただきます。 - 日毎に敵と懶惰に戦う
10時過ぎに家を出て、大井町乗換えでお台場へ。…行ったのだけれど、あれれ、というような事態になり、また引き返す。その足で酒房ぴーへ。上方に戻った人が遊びにきていて、久しぶりの再開、昼からビール。4時前に辞して、ジャック&ベティに向かい、スケッチ・オブ・ミャークを見る。客席に酒房ぴーで何度かお会いした人の姿も
スケッチ・オブ・ミャーク | 横浜の映画館・ミニシアター
久保田麻琴宮古島の唄、人々、暮らしを追うドキュメンタリー。沖縄本島の人も、宮古については、あそこはとんでもない…と畏怖するとかしないとか。その島の古謡を取り上げている。とにかく、唄が、神が、常に人々の暮らしに寄り添っている。90過ぎの皺だらけのオバァ、魂まで見通しそうな目をした神女、みんな、唄も人も魅力的すぎるのだ。宮古島琉球の圧政に苦しんだ島であり、神に捧げる歌、労働歌、暮らしの窮状を訴える歌…本島の島唄とはまた違った色合いを帯びている。だけど、辛いこと悲しいこともあるけど精一杯楽しく生きよう、そんな精神が、どの歌にも人にも溢れている、そんな映画だった。
純粋に民謡民俗学祭り愛好者(『ふるさとの伝承』大好きっ子、小沢昭一信者)としても、宮古島の口伝の古い歌が次から次に歌われて、御嶽での神事の様子、昔と今の祭りの映像、あらゆるところで歌い踊る人々、とにかく堪えられないめくるめく映画でありました。
それにしても

宮古島出身の青年が飛び入りしてきて、
「よっぽど頭に来るとね、真夜中に舟の上でケンカするの。で、海に突き落として溺れ死にさせちゃう。警察にもバレないし、そのまんま」
エプスタ編集長による番外編『スケッチ・オブ・ミャーク』(前編) | エプスタインズ

宮古島、すごいところじゃ…。
夕暮れの街中を、またまた、酒房ぴーへと戻る。開演時間に間に合って(と言っても、歩いて数分の距離であるし…)たどり着いたお店はすでにほぼ満員で、私が最後のお客。ほいでもって、金原亭馬治さんの落語会であります。最前列に座って、お見立てと芝浜を堪能いたしました。
終了後は打ち上げでのんびり鍋を囲んで。このブログを書いている方とおしゃべりしたり
実録!夜の放し飼い (横浜酒処系)
なんか、次回は自分が前座をやらせていただくようないただかないような雰囲気に…ひー
在華坊(@zaikabou)/2012年12月08日 - Twilog