渋谷区役所前から、渋谷区のコミュニティバスに乗車。ぐるぐる大回りをしながら、30分弱で恵比寿ガーデンプレイスに到着。東京都写真美術館へ。
HASHI[橋本奉臣]展『一瞬の永遠』＆『未来の原風景』は、超高速のシャッターで捉えた、水やガラス、の動きが瞬間で停止している美しい写真。大きく引き伸ばしされた写真を間近でながめると、単純な被写体なのに情報量が多すぎて、じーっと眺めてしまう。素粒子に宇宙を見る感じ。で、この人は、徹底してテクニックの人だな、と。後半の『未来の原風景』のほうは、たしかに技術は面白いのかもしれんけれど、どうも、芸術的感銘を受けるようなものではなかった。
石内都の『mother's』は、母親の肌と遺品を撮影したもの。使い込まれていて、使っていた人の匂いまで残っていそうな遺品の写真の間に挿入される、皺が深く深く刻み込まれた肌の写真にハッとする。
