日毎に敵と懶惰に戦う

酒と食い物と美術と旅と横浜…などの記録。Twitterやってます @zaikabou

東京メトロ沿線ウォーキングの宣伝ですよ

さて、今週末の土曜日に迫ってまいりました東京メトロ沿線ウォーキング便乗企画のゆるゆるオフ、参加表明してくださった初参加の方もいらっしゃいます。皆さん、お気軽にどうぞ!

集合 午前9時30分 霞ヶ関駅
解散 午前2時00分(予定)国立新美術館
コース 霞ケ関駅日比谷公園→国会議事堂→赤坂→
    東京ミッドタウン六本木ヒルズ国立新美術館
    コース途中、飯倉片町付近で昼ごはん
その後 ゴール後、国立新美術館の内部を見物しつつ喫茶休憩
    森美術館『日本美術が笑う』『笑い展』
    (招待券あります)
夜は  六本木のご飯の美味しい店で飲み会

詳しくは、リンク先でご確認ください!
http://d.hatena.ne.jp/zaikabou/20000104
 
ところで今回、コースの概要は発表になっているんですが、肝心の歩くコースの地図がupされていないんです。ということで、以下ご説明します。
集合は霞ヶ関駅。まずは桜田通りを北に向かい、右手に東京高等裁判所、そして法務省の立派な赤レンガの建物が見えます。これ圧巻。左手には泣く子も黙る桜田門警視庁。
突き当たって、皇居の緑とお堀と石垣に目を奪われながら右折。広々としていて気持ちいですね、日曜日は車も少ない。箱根駅伝でもおなじみの祝田橋、日比谷公園を見ながら一旦南に下り、焼き討ちされた松本楼や刺殺された人間機関車演説百姓浅沼稲次郎先生に思いを馳せながら、西幸門前交差点。イイノホールでおなじみ、飯野ビルが目の前に。右手に外務省、左手に財務省を見ながら坂道を登りますと、徐々に国会議事堂が目の前に広がります。坂道を登りながら無意味に偉くなったような気分に。
財務省上の交差点から右手に議事堂を見つつ歩いていると、目の前には新装なった首相官邸が。青竹と高い壁、せせらぎに囲まれたガラス張りの建物は美しいというべきか威容と言うべきか。このまま横の坂道を抜けたいところですが、見張りが厳しいので突破はあきらめて残念右折。議事堂の裏手を進みます。
国会図書館を見ながら平河町、赤坂見附方面に下れば、かつての若い男女の約束の地赤坂プリンスと、図体ばかりが大きいニューオータニの高い建物が迫ります。左折して外堀通りを進み、左に見えてくるのは日本の中枢を見下ろす外資の偉容、ホテルニュージャパンの焼け跡に建つプルデンシャルタワー。さらに進んでエスカレータが不思議な雰囲気を醸し出す山王日枝神社と、やはり大きな山王パークタワー
ここで右に曲がり、細い道を赤坂へと。TBSの社屋、そして、TBSが開発している高層ビルの工事現場が目の前に。繁華街をだいぶん進むと右手に乃木神社が見え、忠臣乃木に思いを馳せるも日露戦争の薀蓄を語るもご自由でありますが、すぐに地下鉄の駅と道路が作り出す怪しい立体交差、乃木坂の交差点。
左折して、なぜかこんなところに大漁旗ハタメク飲食店を発見、なんだろうと思うまもなく東京ミッドタウンの馬鹿でかい姿が迫ります。富士フィルムのギャラリーでの写真展は無料なので、ちょっと眺めていってもよいかも。もうちょっと進むと六本木交差点、名前だけは聞いたことがあるけれど誰も入らないアマンドが見えます。
東京タワーを目の前に見据えつつ、外苑東通りを進めば右手にはブルジョアな花屋、一度は必見のU.GOTO FLORIST、左手には六本木の鬼っ子、屋上に恨みのアミューズメントのドンキホーテ。有名なスポーツバーがあったりしつつ、この通りでひときわ目立つのは大規模デザインビルAXISビル。素敵なインテリアが溢れていますがみな高い。とても。昔はここにツクダオリジナルのアンテナショップもあったんですけれどね。ちなみに、夜はこのビル、店舗は閉まっていても上階のオープンスペースが広くて椅子やテーブルもあったりするので、酔っ払いを開放したり語らったり、その他色々と、便利です。
ロシア大使館が近いのでいつも警官が常駐している飯倉片町の交差点、すぐ先にはあのキャンティ、六本木野獣会が夜な夜な集い、かつては三島由紀夫ら盾の会のメンバーが決行前の謀議を行ったキャンティが見えますが、右折して坂道を下ると一の橋、麻布十番。交差点を右折し、今度は六本木ヒルズの太いビルを目の前に、外苑西通りを上ります。
やがてオサレなツタヤ前、テレビ朝日の社屋に宮島達男の作品を見ながら、左手に曲がると桜通り。ブランドショップひしめく坂道を登りつつ、夜な夜な現代の魑魅魍魎ヒルズ族百鬼夜行なレジデンスを見上げて、突き当たればかつての『テレビ朝日通り』、渋谷方面に高架下を下れば西麻布の交差点。小泉首相がブッシュを接待した居酒屋権八を見ながら右手に曲がると、青山霊園の南端へ。かつて2.26事件の青年将校が毎夜屯していたという龍土軒は星条旗通りの端に。
在日米軍が返してくれない麻布へリポート、一部マニアの間では至近距離でヘリが撮影できるスポットとして有名なヘリポートを抱える青山公園を見ながら、ようやっとゴール、黒川紀章159126票先生の作品、国立新美術館に辿り着くのでした。
……以上です。ほぼすべてのコースについて、ビジュアルイメージが鮮明に浮かんだことに自分でも驚く。