日毎に敵と懶惰に戦う

酒と食い物と美術と旅と横浜…などの記録。Twitterやってます @zaikabou

東京競馬場

美術館を出て、公園を抜け、府中駅方面に向かう。地図を見たら、東京競馬場が歩いていけるらしい。競輪場は何度か行ったが、競馬場には生涯一度も言ったことの無い私である。行ってみよう、と歩いて…着いたのは16時過ぎだった。無料で入れるの?では入場してみましょう。
もうメインレースは終わっているはずなのだが、パドックには大勢の人が

そして、拍手が起きたり、妙な盛り上がりよう。全体的にテンションが高い。さすが、東京競馬場は賑やかだなあ。騎手の人が並んでるし。そういうサービスがあるのか。


周りのお客さんを見回しても、健全な社会生活を送っていそうな人が多い。あの世紀末場末感漂う、競輪場とは雲泥の差だ…。パドックをあとにして、紙ごみ散る屋内を通り抜けてスタンドのほうへ。

おお、大迫力。それにしても、メインレースも終わっているはずなのに、人が多すぎないか?

で、暫く眺めていて、ようやく謎が解ける

ジョッキーマスターズという、引退した名騎手ばかりを集めた興行だったのですね。しかも記念すべき第1回。これは後から知ったことなのだが、馬は練習用の馬で、馬券も売らないレースだったんだそうな。道理で、会場にこれだけの人数が詰め掛けているはずだ。そして、昔から名前を聞いたことのある人ばかりだったはずだ。そうか、さっきのジョッキー勢ぞろいも

特別サービスだったのかあ。いや、何しろ競馬場に来るのも初めてだから、よくわからんけれど。なんか、年季の入った競馬ファンに殴られそうである。

誘導する馬にも騎手が乗っていたり、スターターも騎手だったり、解説は杉本清だったり、ファンファーレもG1のものだったり、全体、お祭り騒ぎの様相で、会場のテンションも尋常ではなく上がっている。盛大な歓声とともにスタートし、レース自体は、河内洋という人が勝ったようだ。

なんだか特別な場に偶然居合わせることが出来て、広々した競馬場も味わって…しかも、フジビュースタンドというのが昨日オープンしたばかりだったらしい…

満足し、府中本町駅から混雑した南武線に揺られて帰宅したのだった。