私の思いを一つ。失言とか年金問題とかに脊髄反射したんじゃないか、という衆愚史観は、違うでしょう。特に失言そのものは、たいした影響はないでしょう。かと言って、自民党に本気で愛想を尽かした、ってのも違うんじゃないですかね。各種業界団体は、もしかしたら本気で愛想尽かしてるかも、って気はしますが。
いろんな、強引な議会運営の件とか緩んだ内閣とか顔がだらしない首相とか、これだけ大騒ぎされているような状態で（それが、かなりの部分マスコミ発だとしても）、あっさり勝たせるのは不味いだろ、そこまで調子に乗らせるつもりはないから、シャキッとせえよ、という思念の表れだと思いますけどね。
同じ状況でも、すぐに政権交代に結びつかない参議院議員選挙だから、こういう結果になったわけで。これが政権選択を争う衆議院議員選挙だったら、もう少し違う結果が出たような気がします。（自民党の選挙活動ももっと本腰入ったものになったでしょうし）
ああ、こういうの、お灸を据えるって言うのか。広い意味では、その類なのでは。
ま、すべて憶測ですが。
