日毎に敵と懶惰に戦う

酒と食い物と美術と旅と横浜…などの記録。Twitterやってます @zaikabou

今日の東京ぶらぶら日記

8時起床。朝飯、インスタントのとんこつラーメン。思いのほか美味い。
今日からセールが始まる店の多い横浜駅は大変な混雑で、それを横目に東横線に乗り換えて六本木、とにかく毎日天気が良くて風が強く、特に空気の澄んでいる正月のうちは眺めもさらに良かろうと、六本木ヒルズの屋上にやってきたのだけれど、期待通りでありまして






真っ青な雲ひとつ無い空、ビルの街、海と、東京湾の向こうには千葉、そして富士山。こんな眺めの良い日はなかなか無いんじゃないでしょうか。堪能いたしました。ちょっと寒かったけれど

展望台に下りたら、六本木ヒルズのキャラクター『しゃちょう』がいた。『しゃちょう』と『よしこ』というキャラクターがいて、これは森ビルの社長の森稔と、社長の奥さんの森佳子なんですけどね。ほいでもって、ぬいぐるみも売られているんですけどね。いろいろ毀誉褒貶も多い人だから、結構不憫なことになっているぬいぐるみも多いのではないかと、落涙を禁じえない
ぶらりぶらりと歩いて、『ニコラス』へ。営業しているかしらん?と不安であったけれど、しっかりがっちり営業中、そして例によってとても空いていた。暖かい陽が降り注ぐ窓際の席に独り座り、音は聞こえなくても静けさが伝わってくる外の風景を眺める。

グラスでなんとかビアンコというワインを頼んだら『白でよろしいですか』というので、ビアンコだから白でしょうね、とは思ったけれどそれは口に出さず、魚介類たっぷりのサラダと、もう一杯、キャンティ・クラシコを飲みながら食べたアンチョビとオリーブのピザは相変わらず琴線に触れるものがあって美味しい。
『白でよろしいですか』の人とは別の、給仕の偉い人っぽいおじさまが、なんともまあ、柳生博っぽい素敵な方で、もうくらくらしちゃいまして、ついでにワインをもう一杯、ゴルゴンゾーラペンネも貰いましょう。オリーブオイルがたっぷり使われたペンネ、おいしゅうございました。2時間近く、のんびりまったり、独りでとても贅沢な時間が過ごせた。
店を出て、六本木一丁目から霞ヶ関へ。日比谷公園

年越し派遣村にちょっと寄ってみた。実際に行ってみると、確かにテントが50以上並んでいる様は壮観であるけれど、占めているのは日比谷公園のほんの一角であり。ちょうど昼ごはんの炊き出しが終わったばかりの時間で、割合、のんびりとした雰囲気だった。天気も良いからね。夕方から夜になると、また違った様子になったと思う。
支援物資の毛布や、米、野菜などがかなり積まれていて、ボランティアの人たちがそれぞれに動いていた。ちょっと耳を傾けると、組合で動員がかかって…というような話も聞こえてくる。その一角で、数十人が集まってなにやら打ち合わせをしており、今後の行動について打ち合わせをしているのだろうか。
支援物資で送られてきたりんごだろうか、カンパ代わりに、ということで、100円4個で販売していたので、購入。なかなか良さそうな信州のりんごでした。中央の大きなテントでは、就職支援、ボランティアの受付、カンパの受付などが行われており、小額ながらカンパしてきた。
厚生労働省の講堂が解放された、というニュースが流れた翌日だったのだけれど、本当に、年越し派遣村のちょうど目の前なのですね、厚生労働省の入っているビルは。厚生労働省の講堂が開放された…というのも、行き当たりばったりな話ではなくて、戦略的なものを感じさせる。ちょっと覗いてみたけれど、警備員の一人立っている通路を通り抜けて、大勢の人が出入りしていた。
そんな日比谷公園を後にして、国会議事堂の横を抜けて、首相官邸の横を抜けて…どこも人が居なくて、警備の警官が立っているほかは閑散としている。

さて山王日枝神社へ。参拝の人たちがみっちり。お参りして、日枝神社の名物、100種類以上ある絵馬からかわいいのを一つ。絵馬を分けているところのお巫女さん、妙に幼くて、痩せぎすでめがねっこも数人、一様に薄幸そうな感じがして、これは誰かの趣味なのか。
赤坂駅まで歩き、表参道へ。表参道ヒルズやらKIDDYLANDやら徘徊、北参道駅まで歩いて、乗り換え乗り換えて秋葉原、ちょっと買い物して京浜東北線の人となり、関内。晩飯に、洋食キムラでポークソテーを食べて帰宅する